気象会社には、気象庁から日々刻々と気象データが配信されてきます。スーパーコンピューターの計算結果、各地の観測データなど、種類もデータ量も膨大です。それらのデータの多くは特殊なフォーマット(数字)となっていて、目で見てわかる天気予報の形にはなっていません。気象データ配信の仕事とは、その素データをニーズに合わせて整理したり、人の認識できる形に仕上げ、お客様に届けたりするものです。
数字の羅列に過ぎない無味乾燥のデータに命を吹き込んで、役立つ情報として人に届けるためには、ただデータの意味がわかったり、処理したりできれば良いというわけではありません。
気象データを扱って処理、配信する者は、システム関連の十分な知識を持つことはもちろんですが、データをどう処理し、どう見せるのが良いのかまでを考え、データを扱う感覚を持つことが必要となります。
配信されてくるデータの中に、どんな意味を見つけ出して料理していくのが良いのか、日々考えながらデータと向き合う姿勢が求められます。
参考:社員インタビュー:渡邊 正太郎(情報提供事業部・システムエンジニア)
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