文系出身!転職を経て、念願の気象キャスターに!


IMG_8737小杉 浩史(こすぎ ひろふみ)さん(気象予報士)
実は、小杉さんは文系の出身。
一般企業を退職後、なんと独学で気象予報士資格を取得されました。
現在は、ミヤギテレビで気象キャスターとして活躍中です!


なんで空は青いんだろう?――そんな疑問がきっかけでした

――天気とは関係のない一般企業で働いていたそうですが、気象予報士の勉強を始めたきっかけを教えてください。

 元々、天気に興味があったというわけではないんです。勤めていた会社を辞めた後、しばらくボーっと過ごしていた時期があったのですが、ある日、部屋から空を見ていたら、青い空に白い雲がぽっかりと浮かんでいて。「あれ?なんで空は青いんだっけ?なんで雲は白いんだっけ?」というふとした疑問が頭に浮かんだんです。と、同時に、そんなシンプルなことさえも知らない自分に愕然としました。「それならば、時間もあるし、天気の勉強を始めてみよう」と。

――勉強は大変ではありませんでしたか? 小杉さんは文系のご出身ですよね?

 最初は数式を見ただけで拒否反応が出ましたが、グッとこらえて勉強を続けました。期間は2年半ほど。初めの1年は資格学校に通いながら、高校で物理教師をしている友人がいたのでその友人に教わりながら勉強をしていました。その後は1年半独学で勉強し、4度目の試験でなんとか合格することができました。
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――資格を取得後、どのようにして気象キャスターの職に就かれましたか?

 資格を取ったものの仕事がなかったので、最初の1年間は、気象キャスターを派遣している人材派遣会社でADとして働いていました。「キャスターとしてはまだダメだけど、放送の勉強をしてみない?」と言われて。そのままその会社にいても天気の仕事にはなかなかたどり着けなさそうだったので、在職中に気象予報士サービス「クリア」に登録したところ、放送局内で働いていた経験が評価されたのか、すぐに採用していただきました。その後、2014年にTOKYO MXでキャスターとしての仕事を開始。2015年からは現在ミヤギテレビでキャスターを務めさせていただいています。番組制作の裏側を学んだ経験は、今の業務においてもとても役に立っていますね。


より距離の近い情報を伝えられることが、地方キャスターの魅力です

――地方局で気象キャスターをするやりがいはどんなところでしょうか?

 全国の予報だと、「北日本は~」など、どうしても大雑把な予報が主体となってしまいますが、一言で「北日本」と言っても、北海道と宮城では天気も気温も全く違います。さらに言えば、同じ県内でも地域によって天気や気温に差があるわけです。全国の天気予報で荒天が予想される場合は“災害モード”の注意喚起に徹しますが、それが宮城の人に関係があるかどうかは別問題。視聴者の方が最も気になる「自分の住んでいる所はどうなのか」という、より距離の近い予報を伝えられるところが、この仕事のやりがいだと感じています。
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――地方局ならではの嬉しかったエピソードがあれば教えてください。

 地方局では視聴者の方との距離が近いため、街中で声をかけていただくことがあるのですが、それはとても嬉しいです。ただ、ぎっくり腰で救急車を呼んだ際に、救急隊員の方から「あれ?小杉さんではないですか?」と声をかけられたときは、これまでの人生でTOP3に入るほどの恥ずかしさでした。

――気象予報士にはどのような人が向いていると思いますか?

 何よりも「天気が好きな人」。さらにもう1つ加えるのであれば、「謙虚な人」の方が向いている気がします。「私は天気を知っています!知識があります!だから教えてさしあげます!」という考えが根幹にあると、自然と解説も小難しいものになってしまい、天気予報というよりも授業のようになってしまいます。上から目線で天気図を見るのではなく、空を見上げているような下からの目線で、視聴者の方と同じ視点を持てる人の方がいいのではないでしょうか。


IMG_8815小杉浩史(こすぎ ひろふみ)さん

東京都出身。立教大学法学部を卒業後、一般企業に就職。3年間の勤務の後に、それまで関わったことのなかった理系の勉強をしたいと思い退職。アルバイト等をしながら気象予報士を目指す。2012年3月に気象予報士資格を取得。テレビ局での制作ディレクターを経て、2013年8月よりウェザーマップに所属。2015年5月からはミヤギテレビに気象キャスターとして出演。

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