好きなことを形にしたい!4回チャレンジの末、大学4年の冬、気象予報士に合格


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村木祐輔(むらき ゆうすけ)さん(気象予報士)
大学在学中、本当になりたいことを考えた末、気象予報士の資格にチャレンジした村木さん。
気象キャスターになりたい人へのアドバイスなど語ってもらった。


合格率も低く、友人にも無理だと言われたことが、逆に原動力になった

――村木さんは大学在学中に気象予報士の資格に合格されたんですよね。

 はい。当時は特になりたいことがなく、親の影響もあって大学はなんとなく教育学部に入ったのですが、大学1年の冬に「本当に先生になりたいのか?」という疑問を持つようになり……。「好きなことを形にしたい!」と考えて、独学で気象予報士の勉強を始めました。

――もともと天気に興味があったんですか?

 父がアウトドア好きで、小さいころから海・山・川と自然に触れることが多かったんです。そんな中で、毎日変わる雲の形、きれいな虹が見られたときの感動が、天気や空に興味を持つきっかけになりました。漠然と「天気」を仕事にしたいと思うようになったんですよね。
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――どのように勉強されたのですか?

 勉強は最後まで基本、独学でした。通信教育でテキストを買って勉強を始めたものの、はじめの物理分野で心が折れてしまって(笑)。1年くらい手付かずでした。1年経つと当然、期限も過ぎて添削してもらえない状況に……。それでも大学2年の終わりごろに再びテキストを開きました。合格率の低い資格のため、当時は友達から無理だと笑われていましたが、それが逆に原動力に!研究室や図書館で毎日勉強をして、4回の試験の末、大学4年の冬に合格することができました。


1日60~70枚のテレビ局向けの原稿を書く仕事からスタート!

――資格を取得されてからはどうされたんですか?

 気象予報士取得と同時に株式会社ウェザーニューズで念願の天気の仕事に就くことができました。とはいっても、もちろん天気を仕事としてやるのは初めてのこと。先輩方にビシバシ鍛えられながら、1年間テレビ局向けの原稿作成業務を行いました。当時の原稿作成業務は1日に書く枚数が60~70枚くらいあったんですよ。

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――それはかなりの量ですね!最初からその量はきつかったんじゃないですか?

 はい。当然締め切り時間もあるので、正確さとともにスピードも求められ……。今ある気象の基礎はそこで叩き込まれましたね。3年間ウェザーニューズでお世話になり、2012年にクリアに登録。前職の経験を認めてもらい、2013年に現在の(株)ウェザーマップに所属することになりました。ウェザーマップでは、テレビ東京やTOKYO MXのサポート・原稿作成業務をしつつ、同年秋から地方局を含めキャスター募集に書類を出し、翌年2014年4月からテレビ東京の気象キャスターになりました。その後、現在は出身地でもある秋田のNHK秋田「ニュースこまち」で気象キャスターを務めています。

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気象予報士として自分は本当に何をしたいのか?

――気象予報士、とくに気象キャスターを目指している方にアドバイスはありますか?

 まず、「気象予報士になって何をしたいか」を今一度考えるべきだと思います。気象キャスターの仕事はテレビに出ていて一見華のある仕事ですが、防災情報を伝えることが一番の仕事。気象予報士取得後も、多くの知識を身につけるための勉強が日々必要です。また、キャスター志望だとしてもすぐにテレビに出られるのはほんの一部で、原稿書きやサポート業務などの裏方で天気の知識や経験を蓄えていく、いわゆる“下積み”の時期があります。そのため、気象キャスターとしてではなく、気象予報士として「自分は本当に何をしたいのか」を考えることも必要かと思います。『自然・天気が好き』『人の役に立つ仕事をしたい』という想いを持つ人が、最も向いているんじゃないかなと思います。


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村木祐輔さん(むらき ゆうすけ)さん

秋田県出身。中学時代から空に興味を持ち、老若男女問わず共通の話題にできる天気を仕事にしようと、大学在学中に気象予報士資格を取得。少しでも災害を減らすことのできる気象解説者が目標。2013年からウェザーマップに所属し、放送局番組サポート業務と平行して、NHK「あさイチ」などに出演。2014年から2年間テレビ東京「ニュースアンサー」でキャスターを務め、2016年4月から地元である秋田のNHK秋田「ニュースこまち」に出演中。地元の強みを活かした「地域密着型の天気予報」を目指す。

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